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防災用品は少しずつ準備しているけれど、実際に使ったことがないものもたくさんあります。
カセットコンロも持ってはいるものの、普段あまり使わない、、、。
本当に災害が起きたときに、ちゃんと使えるのかな?
水道が止まったら、いつものように料理ができるのかな?
考えるだけでは分からないので、今回は子どもと一緒に「断水して水道が使えない」という想定で、防災食を作ってみました。
今回のメニューは、ちょうど食材が揃っていたので「親子丼」になりました。
実際に作ってみると、洗い物を減らすための工夫だけでなく、手洗いや食中毒対策についても考えなければいけないことに気づきました。
そして、普段はプラスチックごみを減らしたいと思っているのに、防災ではラップやポリ袋をたくさん使うことに。
防災とエコは、両立できるのでしょうか?
今回は、親子で防災食を作って感じたことをまとめます。
子どもと防災食作りに挑戦
今回我が家で決めたのは、「水道は使えないけれど、500mlのペットボトル1本分の水は使ってよい」というルールです。
調理にはカセットコンロを使い、親子丼を作ることにしました。
本当は、加熱可能なポリ袋を使って、具だけでなくご飯も炊いてみたかったのですが、家に加熱調理用のポリ袋がなかったので、今回はフライパンで調理することに。
フライパンにはクッキングシートを敷き、汚れをできるだけ付けず、洗うときに使う水を減らせるようにしました。
食事には紙皿を使い、しゃもじにはラップを巻くなど、調理から食事まで、できるだけ洗い物を出さないことも意識しました。
「500mlもあれば何とかなるかな」と思っていましたが、実際に始めてみると、飲んだり料理に使ったりする以外にも、水が必要になる場面って多いこと…..!😅
※カセットコンロを室内で使用するときは、安定した場所に置き、換気や火災、やけどに十分注意します。
500mlの水で親子丼を作ってみた
親子丼は、ご飯の上に具をのせれば一皿で食べられます。
フライパン一つで具を作れるので、洗い物を減らしやすく、防災食にも向いているのではないかと思いました。
今回はフライパンにクッキングシートを敷いて、その上で具を加熱しました。
フライパンに汚れが直接付きにくくなるため、使用後に少ない水で片づけられそうです。
子どもには卵を割ってもらったり、材料を準備してもらったりしました。
普段なら何気なくしている作業ですが、「使える水は500mlだけ」と考えると、一つひとつの動作が気になります。
卵を割った手はどうする?
生のお肉を触ってしまったら?
手洗いに水を使ったら、料理に使う水が足りなくならない?
汚れた菜箸や調理器具は、どこに置けばよい?
作っている途中から、料理そのものよりも、手洗いや衛生面のほうが気になってきました。
500mlという限られた水を、飲み水、調理、手洗いのどこに使うか。
実際の断水時には、その都度優先順位を考えなければいけないのだと思いました。



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卵や生肉を触った手を洗えない
今回、一番困ったのは手洗いです。
子どもが卵を割ったあと、いつものように手を洗おうとして、
「あっ、今日は水道が使えない想定だった」
と気づきました😅
生のお肉を触ったときも同じです。
普段なら迷わず石けんで手を洗いますが、断水していたら、いつもどおりにはできません。
卵の殻や生肉に触れた手で、そのまま別の食材や調理器具、カセットコンロ、冷蔵庫などに触れるのは衛生面が心配です。
限られた備蓄水を、手洗いに使ってもよいのだろうか。
飲み水や調理用に残しておいたほうがよいのではないか。
でも、食中毒を防ぐためには、手を清潔にすることも必要です。
実際にやってみて、災害時の水は「飲むため」だけに必要なのではなく、手洗いや衛生を保つためにも必要なのだと気づきました。
水が使えるなら、生肉や卵を触ったあとは、少量で済ませようとせず、石けんと清潔な水で手を洗いたいと思います。
水が十分に使えない場合は、手の見える汚れをウェットティッシュなどで拭き、アルコールで手指を消毒してから、清潔な使い捨て手袋を着ける方法もあります。
ただし、手袋をすれば何を触っても大丈夫というわけではありません。汚れたり破れたり、食品以外のものを触ったりしたら交換が必要です。
実際の断水時には、そもそも生肉や生卵を直接扱わなくて済む献立を選ぶほうが安心かもしれません。
缶詰、レトルト食品、常温保存できる食品など、そのまま食べられるものや、温めるだけのものも備えておきたいと思いました。
洗い物を減らす工夫
今回は、水を使わずに済むよう、できるだけ洗い物を減らしました。
- 食事には紙皿・紙コップを使う
- しゃもじにラップを巻く
- ポリ袋をボウル代わりに使う
- 調理器具を必要以上に増やさない
- 一つの鍋やフライパンで調理する
しゃもじにラップを巻いておけば、ご飯が直接付かず、使ったあとに洗わずに済みます。
紙皿やポリ袋も、限られた水を洗い物に使わなくて済むので便利でした。
実際に断水したときには、飲み水や調理用の水を守るために、こうした使い捨て用品に助けられると思います。
農林水産省の災害時用食品ストックガイドでも、食品用ポリ袋を手袋やボウルの代わりにしたり、食器にラップを敷いたりする方法が紹介されています。
実際に一度やってみたことで、ラップ、ポリ袋、紙皿、ウェットティッシュ、手指消毒剤、使い捨て手袋も、防災用品として必要だと分かりました。
水は節約できたけれど、ごみは増えた
洗い物を減らすことはできましたが、食べ終わったあとを見ると、いつもよりたくさんのごみが残りました。

紙皿、ラップ、ポリ袋、ウェットティッシュ、使い捨てスプーン。
普段の生活では、なるべく使い捨てを減らしたいと思っています。
ラップを使わず保存容器を使ったり、ポリ袋を必要以上にもらわないようにしたり、少しずつですがごみを減らす工夫をしています。
それなのに、防災食ではラップをしゃもじに巻き、ポリ袋をいくつも使い、紙皿で食事をしました。
「これって、いつも考えているエコと反対のことしてるなぁ、、、😅」
と、少し複雑な気持ちになりました。
でも、断水しているときに、ごみを出さないことを優先して、大切な水を大量に洗い物へ使うのも違うよなぁ。
手や調理器具を不衛生なまま使い続けるのは、もっと心配。
普段と非常時では、優先するものが変わるのだと思いました。
非常時は水と衛生を優先していい
災害時は、水も燃料も、ごみを捨てられる環境も限られます。
だからといって、いつもどおりのエコを無理に続けなくてもよいのではないでしょうか。
非常時に優先したいのは、
- 家族が安全に食事を取ること
- 飲み水や調理用の水を確保すること
- 食中毒を防ぐこと
- できるだけ衛生的に過ごすこと
- 限られた燃料で食事を作ること
です。
使い捨て用品は、普段なら減らしたいものです。
でも、非常時には水を守り、衛生を保ち、体調を崩さないための大切な道具になります。
「ごみが出るから使ってはいけない」と考えるのではなく、必要な場面で、必要な量を使う。
それでよいのだと思います。
次に試すなら変えたいこと
今回の体験で、次に防災食を作るときに変えたいことが見えてきました。
加熱可能なポリ袋で調理してみたい
今回は加熱調理用のポリ袋がなかったため、フライパンにクッキングシートを敷いて親子丼を作りました。
でも、本当はポリ袋で親子丼の具を作り、ご飯も炊いてみたかったです。
加熱可能なポリ袋を使ったパッククッキングなら、一つの鍋で複数の料理を加熱でき、鍋に使う水も繰り返し利用できます。調理器具や食器の汚れを減らせるところも、防災時には助かりそうです。
次回は、湯せん調理に対応した食品用ポリ袋を準備して、実際にご飯とおかずを作ってみたいと思います。
ただし、普通のポリ袋を代用するのではなく、商品の表示を確認して、必ず加熱や湯せんに対応したものを使います。
鍋肌や鍋底への接触など、商品に書かれた注意事項も確認して、安全に試したいです。
生肉や生卵を使わない献立も試す
親子丼はおいしく作れましたが、生肉と卵を使うため、手洗いや調理器具の衛生管理が必要でした。
本当に断水している状況なら、缶詰、レトルト食品、乾物などを使い、直接触らなくても作れる献立のほうが安心かもしれません。
次は、缶詰を使った丼や、レトルト食品を活用した一食にも挑戦してみたいです。
菜箸やトングを上手に使う
肉は手で触らず、菜箸やトングを使って直接触れる機会を減らします。
調理中に使う道具の置き場所も、あらかじめ決めておくとよさそうです。
ただし、生肉に触れた菜箸やトングで、加熱後の料理を触らないように注意が必要です。
手洗い用の水も考えて備える
今までは、備蓄水というと、飲み水や料理に使う水ばかり考えていました。
でも今回の体験で、手洗いや衛生を保つための水も必要だと気づきました。
飲み水とは別に、生活用水をどのように備えるかも考えてみたいと思います。
なるべく手を洗わなくて済むように、ウェットティッシュ、アルコール消毒剤、使い捨て手袋も、一緒に保管しておくと安心ですね。
ラップやポリ袋は必要な場所に使う
何にでもラップを巻くのではなく、洗浄が難しいものや、食品に直接触れるものを中心に使います。
ただし、ごみを減らすことにこだわって不衛生にならないよう、非常時は無理をしないつもりです。
いつもの食品を防災に使う
特別な非常食だけでなく、普段食べている缶詰やレトルト食品を少し多めに備え、食べた分だけ買い足すローリングストックも続けたいです。
子どもが実際に食べられる味かどうかを確認でき、賞味期限切れによる食品ロスも防ぎやすくなります。
防災はエコにつながる?
防災食作りは、直接ごみを減らす活動ではありません。
今回のように、むしろ普段より使い捨て用品が増えることもあります。
それでも、災害が起きたときに、限られた水や燃料を大切に使いながら、家族の暮らしを続けるために備えることは、広い意味でサステナブルな行動だと思います。
備蓄した食品を期限切れにせず食べ切る。
必要以上に買い込まず、家族に必要な量を知る。
一つの鍋で調理し、燃料や水をできるだけ大切に使う。
そして、普段は使い捨てを減らし、非常時には命や健康、衛生を優先する。
いつでも同じ選択をすることがエコなのではなく、そのときの状況に合わせて、大切なものを守ることも必要なのだと思います。
毎月1日を、我が家の防災の日にしたい
9月1日は「防災の日」です。
それにちなんで、毎月1日を「我が家の防災の日」にしたいと考えています。
その日の3食すべてを非常食にするのではなく、一回の食事だけ、防災を意識して作ってみる。
カセットコンロを使う日、缶詰だけで一食作る日、加熱可能なポリ袋でご飯を炊く日など、毎月違うことを少しずつ試してみたいです。
実は、以前から防災食を作ってみたいと思っていたのですが、普段の生活に追われて、つい後回しになっていました。
「今度やろう」と思っているうちに、気づけば何もできていない……。
これまで、うちの地域では幸いなことにまだ大規模な災害に見舞われたことがなく、停電はよくありますが、少しの時間で復旧したり、断水したことはこれまで一度もありません。(私の記憶が正しければ、、)
実際に自分自身に起こっていないから、防災の準備は大切だと分かっていても、後回しになりやすいのだと思います。
今回は、完璧ではなくても、実際に災害を想定して子どもと一緒に一回の食事を作ることができました。
加熱用のポリ袋は準備できていなかったし、500mlの水の使い方にも迷いました。それでも、実際にやったからこそ、足りないものや改善したいことが分かりました。
一度にすべての備えを完成させなくても、一か月に一つ試していく中で少しずつ学ぶことがあるかなぁと。
毎月きっちりできるかは分かりませんが、できなかった月があってもやめたことにはせず、また次の月に挑戦するくらいの気持ちで続けたいと思います☺️
子どもと一緒にやってよかった
今回、子どもと一緒に作ったことで、私自身もたくさんのことに気づきました。
水が出ること。
火を使えること。
汚れた手や食器を、すぐに洗えること。
普段は当たり前だと思っていることが、災害時には当たり前ではなくなります。
子どもに防災を教えるつもりで始めましたが、私のほうが学んだことも多かったです。
実際に作らなければ、卵や生肉を触った手をどうするかまでは考えていなかったと思います。
防災用品は、買って置いておくだけでは十分ではありません。
一度使ってみることで、本当に必要なものや、足りないもの、我が家には合わない方法が見えてきました。
まとめ
今回、子どもと親子丼を作ってみて、水道が使えない状況で料理をする難しさを感じました。
紙皿、ラップ、ポリ袋を使えば洗い物は減らせますが、その分ごみは増えます。
また、子どもが卵を割ったり、生肉に触れたりしたとき、手を洗う水がないことにも困りました。
災害時の水は、飲んだり料理に使ったりするだけでなく、手洗いや衛生を保つためにも必要です。
もし水が十分に使えないなら、ウェットティッシュや手指消毒剤、使い捨て手袋を活用する。そもそも、生肉や生卵を直接扱わずに済む献立を選ぶ。
そうした準備も必要だと分かりました。
普段は、できる範囲で使い捨てを減らす。
非常時には、命、健康、水、衛生を優先する。
ごみが増えることに罪悪感を持つより、そのときに必要なものを、必要な分だけ使うことが大切なのだと思います。
そして、防災用品を用意して終わりではなく、家族で実際に使ってみること。
今回の体験をきっかけに、我が家の水や食品、衛生用品の備えをもう一度見直してみようと思います。
完璧な防災も、完璧なエコも難しい。
だからこそ、実際に試しながら、我が家に合った「ちょうどいい備え方」を探していきたいと思います☺️
参考にした公的資料
この記事の衛生管理や防災調理に関する内容は、次の公的資料を参考にしました。
※災害時の状況や、家族の健康状態によって必要な対応は異なります。安全と衛生を優先し、自治体などから発信される最新の情報も確認してください。
ではまた〜☘️


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